60フェイス
角目・丸目が
出来るまで
多くのお客様からランクル100でパーツを作ってほしい・・・
ランクル100のフェイスパーツがなくて困っている・・・
こんなカスタムなら一度乗ってみたい・・・
そんな声を聴くうちに、当社のミッションでもある
「お客様の思いを形にすること」で
単純に喜んでいただけるならと思い「60フェイス・角目・丸目」を制作することにしました。
構想から約1年ほどで「角目」完成になりましたが、納得がいく作りになるまで、
何度も何度も打ち合わせと試作の繰り返しでした。
今回のカスタムにあたり初めにランクル100を購入してみて、高速道路やクネクネ山道を走行テストをしてみたり、エンジン加速感や乗り心地・居住性など隅々までチェックしていきました。
今までこのように隅々までチェックするようなことがなかったので、色々な発見がありました!ランクル100の装備の充実具合(エアバックや安全装置)や乗り心地の良さや、故障率の少ない安定感の高さもその一つです。
昭和なランクル60とは性能や機能・安全装置面ではすべてが上回るランクル100ですが、基本的な車の規格、長さ、幅、高さから
ランクル100、ランクル60の違うところを一つずつ確認し、見比べることからスタートしていきました。
ランクル60
長さ 475cm 幅 180cm 高さ 182cm
ランクル100
長さ 489cm 幅 194cm 高さ 186cm
ランクル100をランクル60のフェイスにチェンジするカスタムですが、かなり難しい点があることがわかりました。
特に大きく3つの大きな問題がありました。
一番の問題は車の大きさです。
ランクル60よりも長さも、幅も、かなり違うのに高さがあまり変わらないことです。
長さ14cm、幅14cmも誤差があるのに高さは4cmしか誤差がないのです。
イメージ的にはランクル60は縦長でシュッとしている感じですが、ランクル100は長く横幅があるのでデーンと構えてる感じ貫録がある雰囲気の車両です。
今回のカスタムの1つ目の大きな問題は幅です。
ランクル60のように見せるためには、フェンダーを絞って幅を小さくしなければなりません。
ただしフェンダーを大きく変化させますと、結果、幅が小さくなるのでタイヤがはみ出してしまうことです。
はみ出したタイヤでは車検に合格しません。
どんなに良いカスタムで、ランクル60に見えても車検に受からないようなものでは意味がありません。
かといってランクル100のままの幅ですとランクル60フェイスには見えません。
そこで、当社ではランクル60特有のフェンダープレスラインの段差を再現することで、実際の幅は大きくかわらないのに、 純正タイヤ&ホイールの大きさであれば1㎝の余裕ができるようになりました。
それによって車検合格の幅が広がり、お客様の楽しみの一つである、好きなホイール・タイヤを自由に選べるようになりました。
「装着できるの?」「車検が不安」など無く少しでも安心してカスタムしていただけるようにいたしました。
問題点2つ目はデザインです。
車検のためにも長さ・幅・高さを大きく変えないこと=ランクル60にはみえにくいとなります。
ランクル60っぽくないと、そもそもこのカスタムは意味がないと考えていました。
今回のカスタムの一番大切な部分がデザインになると考えていました。
当社に依頼いただいたお客様が一番望んでいるのが
「ランクル60 角目フェイスになること」。
これが守れないようでは、やる意味がありません。
ですのでパッと見たときに「ランクル60なのかな?」というよりは、「ランクル60だね!」っと間違うくらいに仕上げていきたいと思っていました。
大きさの比率がランクル100とランクル60ではかなり違うため、思い切ってボンネットやフェンダーを延長することにしました。
その分、ランクル60特有のプレスラインを再現できるようになりました。
ランプ類も100%ランクル60の部品を使用することもできるようになり、細部にわたってこだわることができました。
本物のランクル60と変わらないランクル60フェイスに仕上げました!
左から ランクル60 100角目カスタム ランクル100になります。
3つ目の問題は雰囲気です。
前側はボンネットやバンパー・ライト類一式を交換してランクル60フェイスになりましたが、
後ろ姿はランクルの60には似ても似つかない状態だと気付きました。
ランクル60:ランクル100比較写真
車は前側だけカッコよくてもあまり意味がありません。
横から見たり、後ろから見たりすることで、全体のバランスによって
その車特有の「雰囲気」がでるものだと思います。
ですのでリアビューには特にこだわりました。
ほとんどのお客様が前側のランクル60フェイスデザインのお話が多ければ多いほど、全体のバランスを考えてリア部分が大切になると思い作りこんでいきました。
もともと長く大切に乗れるための「ランドクルーザー」だと考えている当社としては、せっかく60フェイスになっても全体のバランスが悪い・・・前はいいけど後姿はカッコよくないね・・・
など長く大切に乗っていただけないようなバランスでは意味がないと思いました。
ランクル60のリアビューは非常に個性的です。ランクル100との大きな違いです。
特に「テールレンズ」と「リアバンパー」には大きな差があります。
まずはテールレンズをよりランクル60に近づけるようにしました。
左右4つを左右2つにカスタムするため、中側のランプをスムージングすることにしました。
スムージングも工夫して取付しました。
パテをたくさん使うスムージングは、使っていくうちにパテの劣化で塗装割れの原因になります。
長く大切に乗れるように当社では、パテは極力使わずに鉄板で溶接してからスムージングするように仕上げました。
そして「リアバンパー」ですが、ランクル60は個性的です。
ランクル100はランクル60に比べて少し丸いボディーラインですので、あまり角張り過ぎると、マッチしないと感じていました。
ランクル100のボディーラインをマッチするようなバンパーで、ランクル60のバンパー!と主張すぎないことで、ランクル100とマッチし、ランクル60の雰囲気が出るように考えました。
最終的に出来上がったのがこちらのランクル100 角目カスタムです。